アメリカの整形外科・スポーツ系の理学療法クリニックで理学療法テクニシャンとして働くようになって1年ちょっとが過ぎました。一通りのことはできるようになりましたが、日本では理学療法士だった私としては、もうちょっと何か自分でやれることはないかなーと思っていたところでした。
ヨガインストラクターの資格を取得したものの、そちらの方もなかなか発展させることができずにいたんですが、最近偶然にも、ヨガを希望される患者さんと出会うことができました。
疾患の影響で一般のヨガ教室には不安があるとのことでしたが、担当医からヨガが良いかもしれないと勧められたとのことでご相談をいただきました。
うちのクリニックではまだ公にヨガを提供しているわけではなかったので、控えめにヨガについての紹介と、経営陣と掛け合ってみるということだけ伝えて、その日は通常の理学療法プログラムを行い終了しました。
ヨガをうちのクリニックでやることに対してそれほど前向きではなかった経営陣でしたが、患者さんの希望だということもあり、後日、やってもいいとのゴーサインがでました。F.I.Tという、自費のウェルネスプログラム(健康維持および増進プログラム)の枠で対応します。
最近の私と言えば、日常の色々なことをこなすだけで精いっぱいで、ヨガインストラクターとしてのマーケティングやセールスをずっとできないでいましたが、思わぬチャンスが転がってきたという感じです。
理学療法テクニシャンとしては理学療法士が組んだプログラムに忠実に従って指定された運動療法をこなすだけでしたが、F.I.Tでは、理学療法士から大まかな内容だけ聞いて、後は私が自由にプログラムを立てていいとのことです。
うちのクリニックとしては初めての取り組みなので手探りですが、不安よりも楽しみのほうが大きいです。まずはマンツーマンの1名のみですが、ここから広がっていくといいなーと思います。
海外で働く中で、文化や言葉の違いもあって色々大変なこともあり、それに加えて職場に新しいことを取り入れるというのは私にとっては大きなチャレンジですが、やけに楽観的な気分なのは40代半ばをすぎて恥じることが少なくなったからでしょうか。
50代、60代になった自分を描きながら、少しずつ前に進んで行けたらと思います。
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