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はじめに

はじめに

このブログはハッピーを求める私の気ままなお話です。夫はアメリカ人、長女・次女は日本生まれ、長男はドイツ生まれ。
英語があまり得意ではなかった私ですが、海外生活をそれなりに送り、子供たちの日米バイリンガルを目指しています。
もっと力を抜いてゆる~く生きていきたいという思いとは裏腹に、いつも何かしなきゃと余裕なし。半人前の私の日々の出来事をつづっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

2020年6月6日土曜日

アメリカはこの先どうなっていくんだろうか

アメリカではコロナウイルスの混乱も収まらない中、今度は人種の問題。

人種問題に関しては、日本人としては教科書でチラッと勉強したくらいで正直あまり身近には感じられなかったことでした。でも、独身時代の海外旅行・長期滞在も含め、海外に出てみるとアジア人として差別的な態度を取られるということも幾度か経験し、嫌な思いもしてきました。

ところが今のこの混乱はなんでしょう。

アメリカでは今までにも幾度となく繰り返されてきた問題ですが、コロナウイルスの不況に追い打ちをかけてみんなが怒り、荒れ狂っているように感じます。

今までにない日常になってしまった社会で、平静を保つなんて無理な話なのかもしれませんが、シンプルに、みんなが親切にいたわり合うことはできないんだろうかと考えさせられます。

先日の夕食時に、この問題について家族でも話し合いました。

うちの次女の親友の1人はアフリカ系アメリカ人です。

次女は、「このまま世界が肌の色だけで分かれてしまったら、もう〇〇〇には会えなくなっちゃうの?そんな悲しいことないよね?」と。

大人はいつからこういう気持ちを忘れてしまうんだろうなぁ。
偏見を持つ大人からまた子供が影響を受け、そしてまたそれが引き継がれる。。。

負の連鎖を正の連鎖には変えられないんだろうか。

国家や社会のリーダー的存在の人たちが平和的な対応で子供たちにお手本を見せてほしいと思うのに、メディアで見るのはほとんどが争っている大人たちばかり。そしてそれ以上に醜いのは混乱を自分の利益に利用しようとする大人たち。

私たちはこれをどうやって子供に伝えていったらいいんでしょうか。

うちの夫は白人系ですが、どんな人種に対しても差別なく一個人として関わる人です。
それでも、自分が何かのきっかけで攻撃される立場になるんじゃないか、と私からすればヤケに過敏だなぁと思うような反応を場合によってはすることがあります。

でも、それはアメリカに住んでいれば多かれ少なかれ誰でもあることだとだんだんわかるようになってきました。

自分もアジア人として不快感を与えないだろうか、拒絶されないだろうか、というような、一見不必要にも思えるそんな振る舞いや言動が身についてきているようにも感じます。

はたから見れば、なんで日本人であることを誇りに思って堂々としないんだ、と思うかもしれませんが、実際に住んでみるとそう簡単なことではありません。ただ単に他人種の相手の機嫌を取ってとりつくろおうとすればいいということではないんです。

自分のアイデンティティや尊厳を保ちながら社会や地域になじんで生きていくということは意外と難しいということ。

アメリカの学校では、どんな人種でも受け入れられ、また平等に機会が与えられるべきだと教えられるにもかかわらず、社会がこんな風では本末転倒ですね。マイノリティーの子供たちは、理想と現実のギャップを経験から学んでいかざるを得ないという事実があります。

せめて、自分たちは子供たちにどうあるべきか、何ができるか、という前向きな姿勢を見せていきたいと思います。そして、子供たち自身にも自分なりの考えを持ってほしいと思います。

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